j0618の日記

自分が読んだ本のまとめ

レッドブルは世界で52億本も売れるのか

・ブランドの強さが、成功の最も大きな要素。長年、ライセンス製品によるブランドの希薄化が起こらない様につとめてる。

・商品の働きには、何一つ説明せず、代わりにイメージ、価値、イデオロギーを心に訴えかける。これを、「精神的付加価値」と呼ぶ。

・イメージ、独創性、ライフスタイル、ブランドに対する信頼性が加われば、かってに宣伝され、広まっていく。

レッドブルは、多くの人にとって生活の一部であるが、政治的左派の人からは、物凄く批判されているが、その批判を通しても、それが世間の関心を引き、宣伝効果になっている。そして、世間からの関心こそが、新しい通貨になっている。

・情報社会における希少資源は、情報そのものではなく、情報を利用し、選択し、処理・加工する能力である。

レッドブルは単なる飲料ではなく、エキサイティングな体験であり、スリルや冒険であると定義し、そのコンセプトがあるからこそ、一連のエクストリームスポーツのイベントがマーケティングのツールとして機能している。だが、すべて成功プロジェクトではない。

・戦略とは、そもそも、「違いを作る」ためのもの。「レッドブルのための市場は存在しない。我々がこれから創造するのだ」これが、商売の原理原則。

・ビジネスのアイディアは、オリジナルである必要ではない。レッドブルも0から1を作ったのではなく、1を百にも千にもした。

・経営における「独立自尊」の重要性。自分で自分のやりたい事ができるように自ら環境を選んでいる。環境の制約を言い訳にすべきではない。