j0618の日記

自分が読んだ本のまとめ

マイケル・ポーターの競争戦略

競争と競争優位 競争に勝つには、「最高を目指すのが一番」と言う考えは間違えで、組織は独自性を目指して競い合うこで、卓越した業績を持続できる。ターゲット顧客の多様なニーズを満たし、イノベーションによる競争で、複数の勝者を生む。

・5つの競争要因 既存の競合企業同士の競争、買い手の交渉力、サプライヤーの交渉力、代替え品脅威、新規参入の脅威が業界の構造を決定する。

・競争優位とは、競合他社より高い収益性を持続させること。他社と異なるバリューチェーンをいかに構築し、業績を確保するか。自社の創造する価値と、それを創造する方法(バリューチェーン)、そして業績(損益計算書)のつながりを明確にする。そして、真の競争優位をもつ企業は、競合他社に比べて、低いコストで事業を運営してるか、高い価格を課しているか、その両方である。企業が実行する活動の違いから生じる、相対的価格や相対的コストの違い。

バリューチェーンの分析 1研究開発 2サプライチェーン管理 3製造オペレーション 4マーケティングと販売 5アフターサービス

戦略 優れた5つの条件
1 価値提案 どの顧客?どのニーズ?相対価格は?
2 特別に調整されたバリューチェーン 他社と異なる行動を行う。
3 トレードオフ 価値を効率的、効果的に実現する為に「何をやらないか」を定める事。
4 適合性 互いに価値を高め合い、活動間の結びつきを強め、模倣者を閉め出す事もできる。
5 断続性 戦略を断続する事で、適応力とイノベーション力能力を高める。